【婚活】良縁と悪縁　＝その4＝

こんばんは、WISDOMの松島です

昨日の神戸は風が強くて、歩くのも一苦労な感じでした

強風に吹き飛ばされそうでした・・飛びませんけど

今日のお店紹介は

三宮と新神戸の真ん中くらいにある

フロインドリーブ本店

https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280101/28000366/

教会がそのままカフェになっていて、とても解放感のある素敵なカフェです

土日は相当混んでいるようですが・・汗

デートの雰囲気をさらに盛り上げてくれる場所です

さて

年末休みに実家に帰ったユウさん

ユウさんには2歳年下の妹さんがいます

妹さんは地元で結婚をして２児の母になっていました

以前に面談で、年が近い姉妹だったら、仲良くいろいろお話するの？と聞いたら

いえ、あまり深い話や恋愛の話しはしたことないんです・・妹とはタイプが全く違うので・・

妹さんははっきりしたタイプで一人でどこでも出かけるし、妹さんからプロポーズをして結婚したそうです

今回の帰省で妹さんに相談できてたらいいな・・と思っていました

お正月、妹さん家族も一緒にお正月を迎えたそうです

どことなく元気のないユウさんに妹さんが気が付き、二人っきりになったタイミングで

「お姉ちゃん、なんかあったん？元気ないけど・・」

「うん・・・」

「話してみて・・」

で、ショウヘイさんのこと、結婚相談所のこと、今の状況を妹さんに話しました

話すうちにだんだん感情が溢れてきて、涙も溢れてきて・・・

「お姉ちゃん、ショウヘイさんとは絶対に別れなあかん！　お姉ちゃんを幸せにする気なんて全然ないやん！！私が言うたろか？」

わかっているけれど、会社でも顔を合わせるし、なかなか思い切れないことも話すと

「好きな気持ちはすぐに変えられへんけど、今別れないと一生後悔することになるよ。毎日顔を見て踏ん切りがつかないんだったら、仕事を辞めてこっちに帰っておいで

お父さんもお母さんもお姉ちゃんの結婚のことは口に出さないけど、ものすごく心配してるよ。私だってすごく心配してる。お姉ちゃんには絶対に幸せになってほしいもん！

と妹さんも涙を流しながら説得してくれたそうです

家族のやさしさに触れて、実家でゆっくり考えて・・・

新年になり、ユウさんから連絡が来ました

「年末年始、いろいろ考えました。妹にも相談しました。ショウヘイさんとは縁を切って田舎に帰っておいでと言ってくれました。確かに彼の顔を見ない環境を作らないと先に進めないな・・と思うんですけど、１５年勤めた会社を辞めるのも勇気がいることなので・・・正直まだ結論を出せてません。もう少し考えてどうするかを決めてまた連絡します」

「そう、妹さんにも相談できて良かったね。みんなユウさんの見方だよ。自分で納得のいく結論を出してね。連絡待ってるね」

そしてユウさんは最後の賭けに出ました

ショウヘイさんに「年末年始、実家に帰って両親とも久しぶりにゆっくり話せてよかった。親もだいぶ年を取ってきて・・・急に帰らないといけないわけじゃないけど、実家に戻って親の手助けするのもいいのかな・・とふと思った

親にそのことを言ったら、心配しないで大丈夫、ユウも大阪でお付き合いしてる人いるんでしょ？あなたは自分の幸せを考えたらいいから。私たちのことは気にしなくていいからね、妹もいるし大丈夫やからと言われた

ショウヘイさん、今度一緒に私の実家に帰って、親にお付き合いしていますと挨拶だけしてもらえる？　すぐに結婚とかいう話じゃなくていいから。ちゃんと付き合ってる人を紹介して親を安心させてあげたいねん

結婚相談所でいい人が見つかったらショウヘイさんとは別れるって言ったけど、やっぱり私にはそんな器用なことはできなかった・・気持ちはショウヘイさんにあるから・・でもこのまま先が見えないまま前のように付き合うのは無理やから、せめて両親には付き合っていると挨拶してほしい・・・どうかな？」

「俺はユウが好きやで。将来に結婚があるかもしれへん。だけど、今ご両親に挨拶して、なんか囲い込まれるようなことされると、窮屈だし、これはユウと俺の問題で、二人がしっかり繋がっていればいいことであって、ご両親に挨拶する必要あるんかな？」

「挨拶に行きたくないってこと？」

「行きたい、行きたくないの話をしてるんじゃなくて、俺とユウの問題やろっていう話をしてるねん。もう・・なんか面倒臭くなってきたから今日は帰るわ。この話はまた今度」

と急に機嫌が悪くなって、そそくさと帰ってしまいました。

もうユウさんの目に涙はありませんでした。

次回、最終回。お楽しみに～